歯と歯肉(歯茎)のあいだの溝(歯周病ポケット)に汚れ(プラーク)がたまると、歯肉(歯茎)に炎症が起こります。これを歯みがきをせずにそのままにしておくと、さらに炎症が進み、歯を支えている骨まで溶かしてしまうのです。それによって、虫歯でない歯でもだんだんグラグラになり、しまいには抜けてしまいます。
これが歯周病です。年齢を重ねると虫歯より歯周病の方が怖いのです。歯を失うもっとも多い原因のひとつです。歯周病は慢性的な病気で、かなり進行しないと自覚症状が出にくいため、早期の検診と予防が必要です。
「口臭がする」、「口の中がネバネバする」、「歯茎から血がでる」、「歯がグラグラする」、「膿がでる」 …などなど、
「歯みがきをちゃんとしているのに、なかなか改善されない」とお悩みの方は、歯科医院で早めに検査を受けましょう。
カウンセリングの内容をもとに治療計画を立て、歯周病治療に関して詳しくご説明します。ご納得いただければ治療開始となります。
歯の中や骨の状態を調べ、歯の周りの「歯肉ポケット」と呼ばれる溝の深さを測ります。
プラークコントロール指導やスケーリング(歯石取り)などを行います。
症状がどのように変化したかを調べて治療のご相談をします。
それは、ブラッシングなのです!!
「なあんだ、それなら私も毎日磨いているわよ」、と思われた方もいらっしゃるとおもいますが、「みがいている」のと「みがけている」のは違うのです。歯ブラシひとつとっても、ひとりひとりにあった歯ブラシやみがき方があるのです!ぜひ、一度お気軽にご相談下さい。
せっかく治療しているのに歯周病がなかなか治らない…という経験はありませんか? 歯周病は、回し飲み、回し食い、箸の使いまわし、キス、くしゃみなどで感染してしまいます。 例えば、AさんBさんというご夫婦がいて、Aさんが歯周病の治療をしていても、Bさんが歯周病に感染したままだと、上記のような行為をすることで、再度、歯周病になってしまいます。このように、治療と感染を繰り返してしまう状態をピンポン感染といいます。 せっかく治療をしたのに、家族間、親子間、夫婦間、パートナー間でうつしあってしまい、また感染してまっては治療をした意味がなくなってしまします。 ご家族、パートナーもご一緒に治療することをおすすめします。